京都【中京区】【右京区】「西院」駅前の内科、泌尿器科、腎臓内科のとりやまクリニック。内科(風邪)、泌尿器科、外科、皮膚科、緩和ケア等の経験があり、身体のことでしたら当院を受診していただければ的確に対応させていただきます。

尿路結石症

尿路結石症とは

尿路結石症とは

尿路結石とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道といった尿の通り道(尿路)に形成される結石の総称です。腎臓は体にとって不要なものを尿路に排出しようと血液を濾過するので、尿中には様々な老廃物が溶けています。尿中で特定の成分が飽和状態になってしまうとそれらが集まって結晶となります。この結晶が集まって固まったりすると石灰化し、石のように固い塊である結石となります。

特に腎臓や尿管で見つかることが多く、男性では6人に1人、女性では15人に1人が一生に一度はかかる病気といわれており、最近では患者数が増加しています。また再発率が高く一度かかると発症後5年で約50%の方が再発するとも報告されています。

尿路結石の原因

尿路結石の原因

尿路結石の原因について、遺伝が関わる先天的な場合や、食生活や生活環境などの後天的要因が関わる場合があるといわれています。後天的要因の場合のほうが、多いと考えられていますが、いずれにしても水分摂取が少なく濃縮尿になることは避けなくてはなりません。

食生活の欧米化、尿路感染、長期臥床、副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、ステロイドなどの薬剤性、高尿酸血症などが尿路結石の原因と言われています。高血圧や糖尿病のある患者さんでは尿路結石の合併症や再発率が高く、肥満の人に尿路結石が多くみられることも報告されています。

尿路結石の症状

尿路結石は数ミリから数センチの大きさまであり、小さなものは自然に排出されることがありますが、大きなものは尿管の途中で止まってしまい、水腎症を併発することがあります。腎臓の中に結石があるときは無症状であることが多いですが、尿管に結石がある場合は、背中やわき腹に痛みがでることがあります。痛みの程度は、鈍い痛みから救急車を呼ぶほどの激痛までさまざまで、血尿や吐き気などの症状を伴うこともあります。

尿路結石に細菌感染が併発した場合は緊急治療が必要になります。40度近くの高熱、腰部の強い痛みを伴う結石性腎盂腎炎を引き起こした時は、腎機能低下の進行や腎臓を摘出せざるを得なくなることもあります。治療が遅れると、細菌が全身へと広がって全身的な臓器障害を引き起こす敗血症となり、命に関わることもあります。

尿路結石の成分

尿路結石のもとになる成分はシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、尿酸、リン酸マグネシウムアンモニウム、シスチンがあげられます。これらの成分が尿中に多くなりすぎると尿に溶けきれなくなって成分同士が結合し、結石となってしまいます。

シュウ酸カルシウム結石

尿路結石の約80%を占める最も一般的なタイプです。
食事から摂取したシュウ酸が腸で吸収され、血液を通じて腎臓に運ばれた際に尿中のカルシウムと結合することで形成されます。水分不足により濃縮された尿中ではより結晶化が促進されてしまいます。

尿酸結石

主に尿酸が結晶化して固まったものです。
尿酸結石の発生にはいくつかの要因が関係しています。尿酸とはビールやレバーに多く含まれるプリン体という物質が分解されできる老廃物のことを言います。通常この尿酸は腎臓で濾過され尿として体外に出ていきますが、プリン体を含むものを多く摂取した場合に発生します。
その他、利尿剤の種類によっては本来腎臓で排出されるはずの尿酸を血液中に再吸収してしまい高尿酸血症という状態になり、尿酸結石を作りやすい環境になることがあります。

リン酸マグネシウムアンモニウム結石

リン酸マグネシウムアンモニウム結石とは細菌感染が原因でできやすい結石です。
尿酸結石全体の約7パーセントがこれに当たります。尿路感染症の主要な原因菌が尿をアルカリ性に変化させリン酸マグネシウムアンモニウムが結晶化して結石が形成されます。この結石は細菌を増やして短期間で結石を大きくしていくため、自覚症状のないまま腎臓全体を埋め尽くす「サンゴ状結石」となりやすい特徴があります。
石が小さいうちは症状が出ないこともありますが、腰や背中の痛み・血尿・発熱や寒気・排尿時痛などの症状が出ることもあります。

シスチン結石

遺伝的な体質が原因でできる尿路結石の一種です。
シスチン尿症という、1万8千人に1人の割合で発症する遺伝性疾患により引き起こされます。他の結石と違い、生まれつきの病気が背景にあるのが大きな特徴です。尿細管の機能異常で本来は腎臓で再吸収されるはずの4種類のアミノ酸が過剰に尿中に排泄されます。そのうちシスチンは水に溶けにくい性質を持っており、結石をつくります。若い年齢(10~30代)に発症して再発をくり返す特徴があります。硬くて割れにくいことが特徴で体外衝撃波が効きにくいため内視鏡手術が選ばれることが多いです。
予防としては生涯かけて水分をこまめにとる(3~4L/日)、薬物療法を行い尿をアルカリ性にすることで石を作りにくくするなどがあります。

尿路結石の診断方法

「石があるか」「どこにあるか」「大きさ・種類」を調べるために行います。

尿検査

血尿があるか、感染があるか(白血球、細菌)、尿のpH(酸性かアルカリ性か)などを検査します。尿検査では目には見えない血尿もわかり、結石の種類の推定に役立ちます。

血液検査

腎臓の働き(クレアチニンなど)、炎症・感染の有無、カルシウムや尿酸の値などを検査します。腎機能が悪くなっていないかを確認することができます。

画像検査

CT検査…ほぼ全ての結石が見えます。石の大きさや場所、数が性格に分かります。痛みの原因が結石かどうかも判断できます。現在の標準検査となっております。

レントゲン…カルシウム結石などは写りますが、尿酸結石は写らないことがあるため補助的な検査として用いられます。

超音波(エコー)検査…放射線を使用せずに検査ができ、妊婦さんや繰り返し検査として行うことが多いです。小さい石は見えにくいこともあります。

石の成分分析

当院では自然に排出された石を持参していただき、結石成分検査を行っております。結石の成分が分かることが再発予防にとても重要です。

尿路結石の治療

保存的加療

自排石を促すためには、水分をいつも以上に摂取すること以外に、尿管の蠕動運動を活発にさせる内服薬を服用する方法があります。結石の大きさが7mm以下の小さめの結石が対象になることが多いです。ただし、保存的加療の期限は腎臓の機能低下を防ぐために、発症から2-3か月以内が限度で、保存的加療で排石されない場合は外科的治療が必要になります。

外科的治療

自排石が困難と判断した場合や結石が大きい場合は適応です。体外衝撃波結石破砕術(ESWL)とレーザーを使用した内視鏡手術が主流です。結石がはっきり認識できない場合や、結石が硬くてESWL抵抗性がある場合は内視鏡手術が選択されます。最近は内視鏡のデバイスが進歩してきているため、一度の内視鏡治療で多数の結石を抽出することも可能になっています。

尿路結石の予防方法

尿路結石の予防方法

どの尿路結石予防に対して共通して言えることは。尿が濃くなり過ぎないように水分を十分に摂ることを心がけましょう。日中の尿の色は透明に近い色が理想です。結石分析で成分が分かった場合、食事療法で再発予防を実践することもできます。尿が酸性下で産生される結石にはクエン酸などの予防薬が有用です。

シュウ酸カルシウム結石の予防方法

食事療法としてシュウ酸とカルシウムを同時に摂取することが必要です。カルシウムを一緒に摂ることで、腸内でシュウ酸と結合し便として排出されるため、尿中のシュウ酸濃度を下げることができます。例えばコーヒーや紅茶は牛乳とともに飲む、チョコレートもミルクと一緒に食べる、ほうれん草やタケノコは鰹節と食べる、大根は魚と一緒に食べるなどの方法です。>

尿酸結石の予防法

十分な水分摂取やバランスのとれた食事、適度な運動、医師からの指示に従い尿酸値をコントロールすることが必要です。

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診療時間

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