京都【中京区】【右京区】「西院」駅前の内科、泌尿器科、腎臓内科のとりやまクリニック。内科(風邪)、泌尿器科、外科、皮膚科、緩和ケア等の経験があり、身体のことでしたら当院を受診していただければ的確に対応させていただきます。

男性更年期障害(LOH症候群)

男性更年期障害はうつ病と間違えられやすい疾患です

男性更年期障害(LOH症候群)

「最近なんとなく体がだるい」、「やる気が出ない・性欲が落ちた」、このような症状がある場合、男性更年期障害(LOH症候群)の可能性があります。
男性更年期障害という概念はまだ世の中の認知度が低く、「年齢のせい」、「疲れ」と判断されたり、うつ病と間違えられやすい疾患です。

男性更年期障害(LOH症候群)とは?

男性更年期障害とは、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって起こる症状の総称です。医学的には「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)」と呼ばれます。

テストステロンは20歳前後をピークに、加齢とともに徐々に低下していきます。特に40代以降、血中テストステロン値低下により疲労感やイライラなど様々な症状が現れます。

中高年男性の約10%がこの症状に悩んでいるとも報告されています。

こんな症状はありませんか?

身体の症状

  • 疲れやすい・だるい
  • 発汗・ほてり
  • 不眠
  • 筋力低下・肩こり・頭痛・腰痛

精神の症状

  • やる気が出ない
  • 怒りやすくなる・不安感や寂しさを感じる
  • 記憶力・集中力の低下
  • 鬱っぽい状態

性機能の症状

  • 性欲の低下
  • 勃起力の低下

これらの症状は複数同時に出ることが多いです。

原因は「男性ホルモンの低下」

主な原因は、加齢に伴う血中テストステロンの減少です。しかし、単なる加齢だけでなく、ストレスや不眠、運動不足、不規則な生活などの外的要因が影響することがあります。

うつ病との違いに注意

男性更年期障害(LOH症候群)

男性更年期は、「やる気が出ない」とか「気分が落ち込む」といった症状から、うつ病との鑑別が難しいです。重度のうつ病であれば診断は可能ですが、症状が軽ければ両者の区別は容易ではありません。
男性更年期障害の原因は男性ホルモン低下のため、治療アプローチが異なります。
「気分の問題」と自己判断せず、医療機関での検査が重要です。

検査方法

診断は主に以下で行います。

問診(症状チェック)

血液検査(テストステロン値)

AMSスコア(男性更年期障害質問票)と血液検査が重要な判断材料になります。

治療方法

症状や検査結果に応じて治療を行います。

男性ホルモン補充療法

不足しているテストステロンを補う治療です。筋肉注射でテストステロンを補充する方法と睾丸にテストステロン含有クリームを塗布する方法があります。

当院ではエナルモンデポー250mgを2~4週間間隔で筋肉注射し、効果を2~3週間持続させます。不足している男性ホルモンを補充することで、気分の落ち込みや性欲の減退などの症状改善が見込めます。副作用として肝機能障害、多血症などがあり、3~6ヶ月に一度血液検査にて副作用の有無を確認しています。

また前立腺肥大の増加や前立腺癌を悪化させる懸念されるため、定期的に血液検査や超音波検査にて確認する場合もあります。

生活習慣の改善

睡眠の質の改善、運動(筋トレなど)、食生活の見直しなどの生活習慣の改善により、軽症の場合は改善することもあります。

まとめ

男性更年期障害(LOH症候群)

男性更年期障害(LOH症候群)は、「男性ホルモン低下によって起こる」、「心身にさまざまな症状が出る」、「適切な治療で改善が期待できる」疾患です。「年齢のせい」と我慢せず、気になる症状があれば一度ご相談ください。

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